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七夕喜劇まつり

Fri./07/19/2024 晴れ

69歳 僕
89歳 てるちゃん

11時から新橋演舞場で7月公演の「七夕喜劇まつり」を観にお洒落をしました。

バスと電車を乗り継いで、新橋演舞場に着いたのは11時過ぎ。すぐには着席できません。場面の様子を見ながら中に入れてもらえます。

5分ほど経った頃、案内係さんが座席に連れてってくださいました。

その席は1階の中段。花道の横でした。役者さんたちが花道を通って行かれる時には表情、仕草、息遣いが聞こえます。

とても良い席でした。

一、唐木の看板。江戸の商人、越後屋の後家、お浪は娘・お雪とその許婚を訪ねて大阪へ向かいます。一方、大阪の商人清三郎は唐木の看板を背負い、父親の遺言で江戸にいる親同士が決めた許嫁の元へ旅立ちます。

この三人は旅の途中、東海道嶋田の宿の茶店で偶然に出会います。お互いが、探す許婚とは知らずに行きずりの旅人同士と思った上、些細なことで喧嘩をしてしまいます。

そして、互いに別れて、お浪とお雪は大阪の江戸屋に着きます。江戸屋は他人の手に渡っていました。そして、清三郎が唐木の看板を背負って江戸に向かったと知らされます。あの嶋田の宿の茶店で会ったのが清三郎だと判明し、踵を返し江戸に向かいます。

一方、清三郎は江戸に着きます。越後屋を探し、見つけますが、店はもうありません。近くの人に聞くと、越後屋のお浪とお雪はお遍路の格好で大阪に向かったと知らされます。あの嶋田の宿の茶店であった母娘が越後屋のお浪とお雪だとわかり、蜻蛉返りで大阪に引き返します。

お浪、お雪の母娘と清三郎は再び嶋田の宿の茶店で会います。お雪と清三郎は互いに愛情を抱き、手を取り合って嬉しそうです。

めでたしめでたし。しかし、大阪にあるのになんで「江戸屋」なのでしょう?

二、はなのお六。弟妹思いの百姓娘お六は、江戸で出世をし、貧しい家族を助けるために、故郷大和吉野から江戸へやって来ました。お腹はぺこぺこで、やっとの思いで江戸の芝増上寺にたどり着きます。

その頃、佐賀藩有馬家の江戸屋敷では御宝物の三つ葉葵の白旗を紛失し、一大事になっていました。白旗を預かり、紛失した伊勢屋や伊勢屋に恩のある久利伽羅竜五郎は白旗の行方を追って心を痛める日々。

そこへやって来たお六は自慢の鼻利きで、一里四方のものなら嗅ぎ出せる鼻の持ち主でした。

お六が休んでいると、鳩が白い布を加えて飛んで行きました。

芝増上寺でお六と竜五郎は出会います。竜五郎は江戸一の大親分です。

竜五郎はお六に故郷である大和吉野へ帰りなさいと説得します。お六はお腹が空いて動けないと言います。

竜五郎はそれなら我が家で飯を食べて、2、3日ゆっくりしてから帰りなさいと自分のタバコをお六に渡します。お六は竜五郎の家に行き、竜五郎のタバコをみせ家に入れてもらいます。

そして、飯を腹一杯食べていると、竜五郎は帰ってきます。お六が夫婦とはどうあるべきかなど話していると、岡っ引きに捕まってしまいます。

気がつくと、藩主有馬玄蕃頭の屋敷。竜五郎の家で玄蕃頭や将軍様のことを悪く言ったから捉えられ、打首になると思っていたところ、玄蕃頭からお前の鼻で白旗を探して欲しいと言われ、無事白旗を探します。

めでたしめでたし。お六の物おじしない態度が面白いです。

14時に新橋演舞場を出て、銀座に来ました。8月に行く予定の歌舞伎座の前です。暑い。日差しも強い。夏本番。

銀座木村屋のあんぱんを買って帰りました。

皆さん、熱中症にはくれぐれもご注意ください。

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